プロジェクト活動報告


令和4年度 下京区子育て支援に係る研修会

「いまどき夫婦の現状と産前産後の支援について~子育ては夫婦の関係づくりから~」を開催しました!!

「下京みらい数珠つなぎプロジェクト」が創設されて、3年を迎えましたが、コロナ禍で、人々の生活や妊娠・出産・子育ての環境も大きく変化した3年間でした。

特に下京区は、公共交通機関が発達する京都市の玄関口として市内外からの転出入が多い地域であり、コロナ禍で身近に支援者がいない子育て世帯が増加しました。

また近年、核家族化の進行や地域コミュニティの希薄化により、子育てのイメージを持ててないまま出産を迎え、慣れない育児や夫婦の価値観の違いなどから、夫婦不仲(産後クライシス)、産後うつ、ワンオペ育児など様々な問題が起きています。妊娠期からの夫婦への支援がますます重要になっており、「いまどきの夫婦関係」について学ぶ機会を設けました。

今回は地域の子育て支援の拠点である「基幹ステーション」や子育て中の親子の身近な交流の場である「つどいの広場」など、地域力を活かして活動されている支援者の皆様に参加していただきました。

日時
令和5年1月24日(火)10:00~12:00
場所
下京区総合庁舎 4階会議室
内容

テーマ
『いまどき夫婦の現状と産前産後の支援について~子育ては夫婦の関係づくりから~ 』

講 師
一般社団法人日本ファミリーナビゲーター協会
ファミリーナビゲーター 田中 美賀子氏、中村 友也氏

一般社団法人日本ファミリーナビゲーター協会では、多様性の時代にあった持続可能な家族づくりをサポートするために、子育ては「夫婦の関係づくり」と家族の土台づくり」の考えのもと、これまでの子育て支援の枠組みでは解決が難しかった夫婦問題や産後クライシスなどの改善に取り組まれています。赤ちゃんを迎える家族のためのプログラムを全国で実施されており、出産後の生活や夫婦間のコミュニケーションなどについて実体験も交え、わかりやすくお伝えされる講座で、大変話題になっています。

講話内容

  • 産後夫婦に起きること
  • 夫婦のコミュニケーションのコツ
  • 夫婦の価値観のちがい
  • 今どき夫婦の特徴
  • 産前産後の支援のポイント

たくさんの学びがありました!一部をご紹介します!!

≪産後夫婦に起きること≫
≪夫婦のコミュニケーションのコツ≫
≪夫婦の価値観の違い≫
≪今どき夫婦の特徴≫
≪産前産後の支援のポイント≫

持って帰ってほしい『お土産言葉』

違い」は「間違い」じゃない

夫婦も・・・親子も・・・支援者も、それぞれ違う価値観を持っています。相手の気持ちや大切にしていることを知り、「違い」は「間違いじゃない」お互いを認め合うことが、関係づくりの第一歩です。言わなくても分かるはず!そのくらいは察して欲しい!ではなく、具体的に伝えるコミュニケーションが大切であることを学びました。
産前産後の夫婦を支援していくことの重要性を、改めて実感した研修でした。

参加者の声(アンケートから抜粋)

  • 夫婦違う人間であることを忘れずに、常に意識することで、相手の気持ちや立場に立てると、育児も協力してできることに気づいた。
  • 自己重要感を満たせる支援をしていきたい。
  • コミュニケーションの型、価値観の違いをつかみ、自己重要感を満たすような支援をしていきたい。
  • 産前と産後の支援に力を入れたい。
  • 出産・子育てに目が行きがちですが、夫婦の支援も必要だと感じた。
  • コミュニケーションや価値観エクササイズなど事例もありイメージしやすかった。
  • 夫婦だけでなく、親子関係、現場でも参考になる研修だった。

ご参加ありがとうございました。
これからも、地域の支援者の皆様と連携し、妊娠期からの子育て支援に取組んで参りたいと思います。


下京区140周年記念事業

「下京みらい数珠つなぎプロジェクト」プロジェクト創設イベント

日時
2019年10月4日(金)13:00~15:30
場所
学び場とびら(株式会社 夢びと)
京都市下京区鶏鉾町480番地
内容

トークセッション
「子どもたちが生き生きと輝くために」

コーディネーターの(一財)リリース 風間氏の進行で、IKEUCHI ORGANIC(株) 益田氏、(株)坂ノ途中 松田氏、 (株)和える 田房氏、オトナリラボ 芳野氏、コドモト(こどもと行こう祇園祭) 山本氏、 (株)夢びと 中田氏、(株)ウエダ本社 岡村氏、京都信用金庫 田中氏、サンケイデザイン(株)吉川氏、 元まちづくりアドバイザー 深川氏ほか、すでに子どもの未来をはぐくむ取り組みをスタートさせているパネリストの皆様から取り組み事例を発表していただきました。


グループトーク
~プロジェクトが始まりました~

気になるパネリストを囲んでグループトーク。
居場所・働き方をテーマにしたグループでは、子育てを職場に持ち込むことで変化に柔軟な社風が出来たことや、 これからの社会はライフとワークが一体となって形成されていくことなどが話されました。
地域にお住まいの方、それを支援する企業や団体の皆さんが、円座になって心を通じ合わせてゆく様子はまるで数珠のようです。
子どもたちの未来に向けたプロジェクトがいよいよ始まりました。


下京区140周年記念事業

「下京みらい数珠つなぎプロジェクト」キックオフミーティング

皆様からいろいろなご意見をいただきました。

日時
2019年3月26日(火)13:00~15:30
場所
TRAFFFIC (ウエダ本社北ビル2F)
京都市下京区五条境町角塩竃町363番地
内容
トークセッション「大切にしていること、伝えたいこと、私たちにできること」
  • モデレーター
    一般社団法人リリース共同代表 風間美穂
  • パネリスト
    IKEUCHI ORGANIC株式 益田晴子氏(KYOTO Store店長)
    坂ノ途中 松田明日香氏(マーケティングマネージャー)
    下京区役所子どもはぐくみ室長 舟瀬伴子

グループトーク

こんな意見が出ました!

  • オーガニックが当たり前な世の中にしたい。
  • 化学調味料に頼らない時短料理を届けたい。
  • 母親は子育てに入ると社会と隔絶される。それが母親の自信喪失へとつながっている。働くことのハードルを下げたい。
  • 疾患を抱える人はまわりに当然いる。それがいずれ自分もなるかもしれない。それが当たり前の社会であることを知るきっかけを作りたい。
  • 子どもによっては集団に入りにくい子もいて、子どもの発達で悩んでいる親もいる。いろいろなお母さんの思いにあった場所があるといい。