パパへ
~ママと一緒に笑顔で子育てするために~
- ・夫婦で楽しく子育てしたい。でも何だかうまくいかない・・・。
- ・妻の力になりたい。でも何をすればいいの・・?
- ・前までは仲が良かったのに・・。想像していた夫婦の子育てじゃない・・。
目まぐるしく過ぎていく日々の中で、夫婦ですれ違ってしまうこともあると思います。
毎日仕事や家事、育児に追われているパパ、ママへ。
これから子育てが始まるパパ、ママへ。
夫婦で笑顔で子育てをするために、ぜひ、ママと一緒にこのページを見て、参考にしてもらえたらと思います。
妊娠、出産でママの心身は変化する
妊娠・出産・産後はホルモンの変化が大きく、ママの身体は不安定です。 特に産後は妊娠、出産に向けて変化した身体が急に元に戻ろうとするので身体への負担はとても大きいです。
ホルモンの変化に心と身体が追い付かなくなり、気持ちが不安定になり、普段なら何でもないようなことに不安になったり、涙が流れたり、イライラしてしまうことが多いです。夜泣きの対応による睡眠不足や、慌ただしい育児の日々もより身体に大きな負担をかけます。深刻になると産後うつになる人もいます。
パパも産後うつに?!
妊娠、出産、育児によってこれまでと環境が大きく変わるのはママだけではありません。仕事や家事をしている生活に育児が加わり、疲れが溜まりやすいのはパパも同じです。
妊娠、出産でママの心と身体が変わっていくのにパパの気持ちが追い付かないこともあります。その結果、パパも産後に心の不調を起こすことがあるのです。
産後だけじゃない育児の大変さ
育児が大変なのは、産後間もない間だけではありません。1歳前の離乳食の対応、2歳頃のイヤイヤ期の対応など、育児の大変さはずっと続いていきます。夫婦共働きの世帯も増えている中で、仕事と家事と育児を両立していくことはパパやママにとって簡単なことではありません。
特に、育児をパパやママのどちらかだけが担うのはとても大変なことです。パパ、ママ、子ども達、家族みんなが健やかに生活していくために、パパとママで協力し合うことを考えてみませんか?
育児を協力し合う5つのコツ
1.手分けする
お互いの大変さに応じて、家事や育児を分担、シェアすることが大切です。夫婦での役割分担のヒントとして、大阪市が作成している、家事・育児シェアチェックシートを掲載しています。
相手が大変な時には、相手の役割であっても臨機応変に助け合うことが大切なポイントです。
檎 プチコラム ~パパも育児休暇をとろう~
パパの育休をとるタイミングの例
2.手を抜く
完璧に家事や育児をしようとすると、時間に追われて余裕も無くなってしまいます。完璧にしようとし過ぎず、ほどほどにすることが大切です。
【 例 】
- ・家事を効率化するための製品を活用する。(食洗器、洗濯乾燥機、ロボット掃除機など)
- ・レトルト商品を活用する。
3.手を借りる
今は昔よりも、夫婦共働きの世帯が増えています。また、共働きでなくても、育児は気が抜ける時間があまりなく、夫婦だけでは負担が大きいです。抱え込まずに実家に頼ることも大切です。また、実家が遠方、祖父母が高齢などの理由で実家に頼りにくい世帯も増えています。その場合は外部の機関を頼ることも一つの方法です。
4.気晴らしする
育児をしている間は自分の時間がとれなくなってしまいがちです。意識的に自分のための時間を作って、リフレッシュをしましょう。気持ちに余裕ができて、子どもやパートナーに対しても穏やかな気持ちで接しやすくなります。リフレッシュのための時間も、夫婦で協力して作ることが大切です。
【 例 】
- ・パパが子どもをみている間に、ママが美容院やカフェに行く。
- ・ママが子どもをみている間に、パパが映画を観に行く。
- ・実家に子どもを預けている間に、夫婦で外食をする。
5.夫婦でコミュニケーションをとる
コミュニケーションの型は大きく分けて2種類あると言われています。個人差はありますが、女性の多くは「共感型」、男性の多くは「問題解決型」です。この型の違いから、夫婦でコミュニケーションがすれ違ってしまうことがあります。
【 コミュニケーションの型 】
共感型
・目的なく話す
・自由に話したい
・脱線もあり
共感型不満あるある
問題解決型
・会話には目的が必要
・結論ありき・整理して話す
・脱線はしたくない
問題解決型不満あるある
【 コミュニケーションのズレの例 】
コミュニケーションの型によって、メッセージの意味合いが違うことがあり、すれ違いになってしまいます。
自分の気持ちが相手に伝わりやすいように、コミュニケーションを工夫することが大切です。
共感型へのコミュニケーションのコツ
- ・相手がどんな気持ちで話しているのか思いを汲み取る。
- ・共感の気持ちを言葉で表しながら相手の話を聞く。
【 例 】
- ・「それは大変だったね」
- ・「何かできることがあったら教えて」
問題解決型へのコミュニケーションのコツ
- ・会話に見出しをつける。
- ・お願いしたいことを具体的に伝える。
【 例 】
- ・「ただ聞いてくれるだけでいいんだけど、」
- ・「悩んでることがあって、」
- ・「お願いしたいことがあるんだけど、」
イライラしてしまった時は・・・
夫婦で協力することを心掛けていても、お互いにイライラしてしまうこともあると思います。そんな時の一時対処法を紹介します。育児の中でイライラした時にも活用できます。
① 10秒ルール
怒りが生まれても10秒ほど立つと理性が働くと言われています。
【 例 】
- 10秒数える
- 怒りを点数化する
- 水分をとる
② 深呼吸をする
深い呼吸をすることで、緊張がほぐれます。
【 例 】
- 3秒吸って、2秒息をとめ、6秒かけて吐く
③ 一旦離席する
その場を一旦離れることで気持ちが少し落ち着くことがあります。
【 例 】
- トイレに行く
④ 怒っている自分を客観的に見る
客観的になることで冷静に状況をみつめることができます。
【 例 】
- 「今、自分は○○のことでイライラしている」と心の中で言う
困った時には相談を
育児をする中で、困った時に相談できる場所がいくつかあります。話しやすい所へご相談ください。最近になり、パパが相談できるところも増えています。また、パパ向けの集まりを開催している施設もあり、ママも一緒に参加可能なので、ぜひ一度利用してみてくださいね。
パパの、子ども・子育てに関する相談窓口
- 下京区役所子どもはぐくみ室: 075-371-3219
- 下京ひかり児童館: 075-371-4821
- 修徳児童館: 075-353-6399
- 崇仁児童館: 075-341-6802
- 七条第三児童館: 075-874-6102
パパ向けの集まり開催施設
0〜3歳児までの未就園児(又は在園児)とそのお父さん、これからお父さんになる方対象に自己紹介(お子さんの名前の由来を教えてもらったり)、親子での交流ではふれあいあそび(バスに乗ってゆられてる、だいこんきって)や、リズムあそび(おふね、せんたく)、歌(てをたたきましょう、むすんでひらいて)を楽しんだり、男性保育士による大型絵本の読み聞かせを一緒に見たり、遊具であそんだりしています。一緒に来られたお母さんたちは別室でほっこりお茶タイムをしてもらっています。
プレパパ・プレママへのメッセージ
保育園・児童館には男性職員、パパ職員がいます。こういう機会に知りたい!聞いてみたい!ことが気軽に聞いてもらうことが出来ますよ。是非あそびに来てくださいね。保育園の見学も大歓迎!!
児童館の一室を、乳幼児向けのあそびの広場として開放しています。遊具を使って自由に過ごせる雰囲気をつくっています。 パパだけでなく、ママもおじいちゃん・おばあちゃんもお子さんと一緒にあそびに来られます。テーマを決めて「あそびのイベントデー」や「パパのおしゃべりデー」も今後予定しています。
また土曜日開催なので、学童保育の小学生も児童館で過ごしています。小学生が乳幼児さんをお世話してあげたり、乳幼児のパパが小学生のあそび相手になったりして、関わりあいが生まれるスペースになっています。
開催日は月1回、土曜日(第二・第三が多いです)
プレパパ・プレママへのメッセージ
児童館はあそぶ場所です。お子さんと一緒に気軽にあそびに来てください。またパパ・ママの“やってみたい”を応援しています。 「もっとやってみたいこと」「もっと知りたいこと」があったら、いっしょにやってみませんか?これからパパやママなる人に向けて、子どもがいる生活を考える「プレイス」という取組もしています。気軽にご参加下さい。
対象:0歳~小学生親子 パパ・ママ・おじいちゃん・おばあちゃんどなたでもご参加いただけます。
内容:月毎に内容は変わります
小学生数名と一緒にボードゲームをしたり、昔ながらのあそび(コマ・けん玉・お手玉)を使ってあそんだり、季節のあそび(プチ運動会・プチクリスマス会)や運動あそびなどもしています。ダディTIMEの最後には小学生の絵本の読み聞かせとパパ・ママの思い出SONGを流しながらお話をしましょう。
申し込み・参加費要りません。お気軽にご参加ください。
プレパパ・プレママへのメッセージ
出産前後の子育て家庭が気軽に集まり交流を深めたり不安や悩みを相談できるみんなの居場所になれればと思います。 午前中に乳幼児の取り組みをしています。ぜひお気軽に遊びにきてくださいね。
基本は自由遊びですが、コンサートなどのイベントを開催することもあります。
ランチやおやつをはさみながら、ゆったりと過ごして頂いています。
プレパパ・プレママへのメッセージ
ご出産前からご利用いただけます。もちろん「おとうさんといっしょ」の日以外でも大歓迎です。みんなでお待ちしています。
妊娠中、育児のご相談はお気軽にどうぞ・・・
下京区役所子どもはぐくみ室(子育て相談担当)TEL:075-371-7219